IPSWICH 5 - 1 BARNSLEY
Sat 7 April 2007, Championship: Ipswith Town - Barnsley
今日はイースター休日の土曜日。もちろんFootball Dayでもある。本当ならArsenal-West Hamを見に行きたいところだったが、West Hamのアウェイチケットは通常3千枚程度の割当てしかなく、シーズンチケットホルダーのうちの1割程度しか購入できない。とてもメンバーまで回ってくる枚数ではない。しかし、プレミアは見られなくとも、2部3部にもたくさんクラブはある。ということで、今日はイプスイッチを訪れた。
イプスイッチは英国東部、ちょうど瘤のように突き出た部分、サフォーク州の州都。ロンドンから電車で1時間20分程。北のノーフォーク州と合わせて4世紀頃からイーストアングリア王国として栄えていた。北海に面しているため、大陸からの移民や侵略、そして交易を通じて発展してきたが、産業革命以降は発展の中心が中部に移っていった。
この辺りの主な産業は農業。マッチディプログラムにトラクターの広告が出ているのも土地柄か。ノーフォーク州都のノーリッジのクラブNorwichとIpswith Townの対戦は、グラスゴーのOld Firmダービーを捩ってOld Farm(農村)ダービーと呼ばれることもある。
そういえば、イプスイッチというと、英国在住者には昨年暮れに起こった連続売春婦殺人事件の記憶が新しいかもしれないが、街自体は実に落ち着いた雰囲気の静かなところである。
歴史ある街だけあって、規模は大きくないものの、街のいたる所に歴史的建築物が点在している。
港はレジャーボートのマリーナになっている。特に金持ちだけのものでもないようで、休日は海を気軽に楽しむのが英国人らしくもある。
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さて、お目当てのIpswith Townのスタジアムは駅を出たらほぼ正面に見える。キャパは3万程度でChampionshipに所属している現在は当日券が入手可能。
ガラスと曲面・平面を多用したユニークな外観。
クラブのエンブレム。中心にSuffork Punch horse(農耕馬)、上部に街の歴史的建築物Wolsey Gate(散策したが発見できず・・)、下部に波止場の波。街のイメージを具現した素晴らしいエンブレムだ。
クラブショップは2階建て。相変わらずセンス良い商品が充実している。
mizooさん紹介の"Buy a player for your club"、ここでもやってます。となりのブルーに白ピンストライプのシャツは来季07/08シーズンのユニ。シーズン終了前に発表して需要を喚起している。
70年代のクラブの黄金期を支えたSir Bobby Robson。その後イングランド代表、Barca(当時のアシスタントがJosé Mourinhoだったことは有名)などを経て、Newcastleを最後に健康上の問題から一線を退いている。まさにイングランドサッカーの歴史と共に歩んだ大人物である。それをこんな下手な写真しか撮れず、大いに反省します。
メインスタンド(Britania Stand)のターンスタイルをくぐると人工芝の広場が現れる。試合前は子供達がサッカーをしたり、大人はビールを飲んだり、良い憩いの場となっている。敷地内のこういう施設は初めて見たけれどいいね。
スタジアム内部。近代的な外観と違って中の造りはごく普通のスタジアム。観客は若者から家族連れ、老人まで偏り無く、万人からこのクラブが支えられていることが分かる。メインスタンドは特に高齢の方が多かったかな。
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コーナーから選手入場。今日の相手はBarnsley(現在18位)で中下位対戦である(Ipswithは15位)。
初めてIpswith Townを観戦したが、クラブの中心選手が7番のOwen Garvanだとはっきりと分かる。彼は中盤の低い位置に構え、相手の攻撃の芽を摘み、攻撃の際は最前線まで上がっていく。自分が奪ったボールを敵陣深い位置まで運ぶシーンも多々あり、それによってFWやサイドが自由に動けるため、攻撃のオプションが明らかに多い。調子の良いときの長谷部のような手のつけられない突破がとても印象的だった。
あとで調べたところ、Garvanはアイルランド出身の19歳!! ユース代表も経験しており、将来のSteven Gerrardとも呼ばれているそうだ。間違いなくIpswith Townの宝だろう。このまま成長すると遠くない将来ビッグクラブへと旅立っていくことだろう。ファンには辛いところだ。写真は最後までピッチに残って挨拶するGarvan。
試合は5-1でIpswith Townの快勝。ファンはみんな笑顔で街へと消えていった。
こんな片田舎のクラブだが、これまでにリーグ、FA Cup、UEFA Cupをそれぞれ1つずつ獲っているというから凄い。こういうところに英国サッカーの層の厚さと歴史を感じずにはいられない。日本でも、例えば鳥栖のような地方クラブあたりがACLを獲るような日が果たして来るのだろうか??
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The Coca-Cola Football League Championship
Saturday 1 April 2007, 15:00, Portman Road, Attendance 20585.
Ipswith Town - 5 (Roberts 2, O'Callaghan 43, Haynes 82, Jeffers 86, Walters 90+3)
Barnsley - 1 (Nardiello 79)
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