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2007年5月13日 (日)

CHELSEA 1 - 1 EVERTON

Sun 13 May 2007, 15:00, Barclays Premiership: Chelsea-Everton

プレミア最終節、ChelseaはホームでEvertonを迎えた。

既に優勝は決定しており、Chelseaのホーム無敗記録更新以外の見所はなさそうな消化試合、プレミア最終節を見ることが出来るという贅沢な体験ながらも、あいにくの雨天だし、正直モチベーションは上がらないままスタジアムに向かった。

スタジアムに着くと、先日のMan U戦に劣らない異様な警官の多さに驚く。Evertonとの試合は何か因縁があるのだろうか。

試合は意外と盛り上がり、結果ドロー。Chelseaは無敗記録を更新した。選手の向こうにはアウェイスタンドを埋め尽くしたEvertonファン。その一角に掲げられたアイルランド国旗。もしやと思い、帰宅してからネットで調べてみた。

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結果は予想通り。Evertonファンは、歴史的にカトリックのルーツを持つ者が多かったらしい。現在では明らかな宗教色を持つファンは時代と共に確実に減っているはずだが、歴史的な経緯を超えて、プロテスタントとの感情的な対立は今でも残っているのだろう(参考:Evertonファンによる宗教色についての見解)。

一方のChelseaファンは下の写真のように、ロイヤリスト・アライアンスとしてRangers及びLinfield(北アイルランド)とファンベースの強い絆を持っている。この関係は、Rangersに代表されるプロテスタント(≒英国連合支持者)のカラーに根ざしている。ちなみに、このお店は毎試合Stamford Bridgeに出ている。

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何事にも単純化は難しく、かつ、グラスゴーから遠く離れたこのロンドンでおおっぴらに宗教差別が行われるわけではないが、感情的な対立は未だ消えることなく、少なくないファンの心に根ざしているのだろう。「Evertonは特別な敵」、といったようなかたちで。昨年夏のCelticとのプレシーズンでも、スタジアム周辺が荒れたのは記憶に新しい。

※この問題は2年間の集大成として、後日、もう少し深く掘り下げて書いてみたいと思う。もし、本件に関する造詣の深い方から事実関係の齟齬に関するコメントがあれば、是非お聞かせいただきたい。

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最終戦の試合後に戻ろう。シーズン終了とあって、監督・選手・スタッフはスタジアムを一周してファンに感謝の意を示す。普段スタジアムを早々に去るファンも、この日ばかりは残って拍手で今シーズンの苦労をねぎらう。

浦和の様に名残惜しみながらいつまでも時間を共有する感じではなく、本当に一周したらさようなら。まあ文化の違いだろう。いずれにせよ今シーズンは終わってしまった。

オーナーは今シーズンの成績には満足?

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リーグ優勝はならなかったものの、José Mourinhoの功績は大きい。

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Andriy Shevchenkoにはもう少し時間が必要だろう。それともMilanに帰る?

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数度の怪我に悩まされながらも最後まで戦い抜いたJohn Terry (cap)
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Michael Ballackの抜けた最後の数試合、彼がチームに欠かせない選手であることが分かった。

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今やプレミアを代表するストライカーとなったDidier Drogba

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ファンにとっては胃の痛くなるような降格争い。降格圏から2つ上にいたSheffield Utdが、最終節ホームで敗戦し、まさかの降格。West HamはTevezの得点によりアウェイでMan U戦に勝利し、土壇場で降格を免れた。

一方、他クラブがWest HamとTevezの契約問題に関して法的手段に訴える動きが加速しているとのこと。シーズン終了後も火種は残っている。

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Barclays Premiership
Sun 13 May 2007, 15:00, Stamford Bridge, Attendance 41746.
Chelsea - 1 (Drogba 56)
Everton - 1 (Vaughan 49)

 

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コメント

「正直モチベーションは上がらないまま」の言葉に、多方面から非難轟々ですw。試合後のシーンを絶好の席で見たはずなのにー。

シェフUが当然というか、法的措置を早速推し進めているようだね。まあ、1Mポンドの違いは、クラブ運営にとっては切実でしょう。プレミアがいかに成功したリーグかと改めて感じるね。

投稿: GD | 2007年5月15日 (火) 03時32分

あ、、全然単位が違った・・・。

投稿: GD | 2007年5月15日 (火) 03時44分

もうすっかりチェルシーサポになりましたねw
私の知人のエヴァートンファンも観戦したそうですが、そんな宗教色なんて知らなかったことでしょう。
そんな根深い関係があるとは。奥が深い。というか、まだまだ知らないことが多すぎです。

投稿: m-mizoo | 2007年5月15日 (火) 21時38分

>GD
試合終了前には通路に人が押し寄せてきて、身動き取れなかった。しかもスキンヘッドに兄ちゃんとかで、うざかったなあ。

>mizoo
こっちのファンにはあり得ないことですけど、Hammersも同じくらい、いやそれ以上に好きですよ。一応East Londonerなんでw

多くのファンは、実際に宗教を意識していることは無いと思うんですが(リンク先のファンもカトリックをやめたとあります)、潜在的に持っていた差別とか憎しみがスタジアムではフーリガニズムに転化する傾向にあるのは事実でしょう。たとえ暴力行為には出なくとも。

EvertonファンよりもChelseaファンの方にその意識を感じました。
「at Dave Watson's testimonial match (late 1990s), Everton versus Rangers, a huge mob of Rangers fans stormed up Goodison Road attacking Everton fans and screaming at them "fenian bastards".」 は非常に生々しい記述ですがその現れでしょう。fenianはカトリック教徒への蔑称です。

投稿: gers | 2007年5月15日 (火) 23時58分

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