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2007年3月30日 (金)

LEEDS 2 - 1 PRESTON

Fri 30 March 2007, Championship: Leeds Utd.- Preston North End

この週末はイングランド中部にフットボールの旅。この地域には、Nottingham Forest, Leicester Cityなど今は下部リーグに所属する古豪が多数存在する。

首都ロンドンに強豪クラブが生まれるのはある意味当然かもしれないが、地方にも強豪・古豪が数多く存在するのは、地元密着・ローカルクラブという概念がFootballの大前提であるからだろう。これといって特色のない田舎町で強いサポートを受けるクラブを見たとき、イングランドサッカーの強さの根源がここにあるのかと考えずにはいられない。

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さて、1日目はヨークシャー地方のリーズ。

070330lufcpne01070330lufcpne02_1 ロンドンからは電車で約2時間。人口70万都市にしてはしょぼい駅舎にとまどいながらも、徒歩圏内の市街地へと入ると非常に活気がある。街は商業・金融業が盛んで、古い町並みを巧みに使ったショッピング街はいつも人であふれている。

070330lufcpne03070330lufcpne04 中心街にあるKirkgate Market。英国ではおなじみの衣料・食料品店Marks&Spencerはこのマーケットの一角からスタートしたそうだ。英国在住者以外は興味ないでしょう。

070330lufcpne05070330lufcpne06 駅の反対側、Aire River(エア川)周辺は、産業革命以前はヨークシャー地方の羊毛・毛織物の生産・流通拠点であり、当時の工場や倉庫がその面影を残す。産業革命後は小麦等の食糧品がそれに取って代わり、現在はウォーターフロントの再開発地区として、おしゃれなレストランやオフィスに生まれ変わっている。

この地域は国立公園も近くイングランドの中でも厳しい自然環境にあるところ。実際、訪問時の冷え込みはイングランド滞在中で最も厳しく(薄着だったこともあるが。。)、そんな土地のクラブ、Leeds Unitedはどんなファンに支えられているのか、非常に楽しみである。

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LeedsのホームスタジアムElland Roadへは、試合日には駅ヨコのガード下のバス停(Z3)から直行便が出る。ただし、バスが来るのは試合開始1時間半前からなので、あんまり早く行くと待たされる。バスは高速道路を1区間だが通行したので、徒歩でアクセスできる距離ではない。

070330lufcpne07_1070330lufcpne08 スタジアムは郊外の広い敷地にそびえる大きな器。正面の外観がとても威圧感がある。キャパは4万超。

070330lufcpne09 反対側のチケット売場わきでは選手がサイン。英国のクラブでたまに見かける光景。子供達にとってはたまらないサービスであろう。ただし、ファンは節度あるのか、それともサインなんぞにあまり興味が無いのか、殺到することはない。

070330lufcpne10 スタジアム名でもあるElland Road。地味な道路である。この寒いのにアロハシャツを着た奴らはリーズのはるか西、大西洋岸のPrestonから来たファン。

070330lufcpne12 スタジアム脇のクラブショップはちょっとしたホームセンター並の大きさ。店内は非常に豊富なオフィシャルグッズで満たされる。店員は田舎のヤンキー風。

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070330lufcpne13070330lufcpne14_1 スタジアム内コンコースはとても広い空間。フードカウンターの前はテーブルを設置したフードコートになっている。

070330lufcpne15070330lufcpne16 底冷えのする寒さにもかかわらず、何を血迷ったか1時間前に観客席へ。当然観客はまばらなのでピッチレベルまで降りてみる。

070330lufcpne17070330lufcpne18 スクリーンでは2000年12月のCL: Lazio-Leeds戦@Stadio Olympicoが流されている。Alan Smithの得点に絶叫するアナウンサーの声が観客の少ないスタジアムに寂しくこだましている。

そう、Leed Utd.といえば、植田朝日(リーズ留学中にファンになったらしい)、じゃなくて、数々のタイトル(リーグ3回、FA Cup1回、UEFA CUP2回)に加え、今世紀初頭の快進撃が記憶に新しい。

David O'Leary率いるヤングLeedsは、Alan Smith、Rio Ferdinand、Lee Bowyer、Jonathan Woodgate、Mark Viduka、Harry Kewell、Ian Harteといった蒼々たるメンバーを抱え、常に攻撃的なサッカーを展開し、熱いファンの存在と併せて、見ていてとても興奮させられるクラブだった。当時はCLにも出場し、2001年にベスト4に進出している。

しかし、翌年CL出場に失敗したことで、見込まれていた出場料、TV放映料、スポンサーフィーがフイになり大きな負債を抱えることとなった。その結果、FerdinandのManUへの売却に始まり、生え抜きのWoodgateまで手放し、そして誰もいなくなったLeedsは借金の返済とチーム力低下の悪循環から抜け出すことは出来ず、Championship(2部)へと降格した。

そして今シーズン、現在Leedsは最下位、残り試合数からして3部への降格圏内が非常に現実的である。観客動員は平均して2万人程度と落ち込んでいる。このクラブを見ると、ヨーロッパの過剰とも言えるサッカーの商業主義、そして何よりもクラブ経営の大切さを思い知らされる。

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070330lufcpne19 さて試合は、立ち上がりからDFラインが不安定で、簡単にPrestonが先制される。満員にはほど遠いがゴール裏とメインスタンドを埋めたファンの怒号で目が覚めたLeedsは、前線から激しいプレッシャーをかけ、試合は拮抗する。

070330lufcpne20 後半早々1点を返した後はLeedsが攻勢。その後も続けたハードワークが実を結び、終了間際に逆転する。そして総立ちのままスタジアムは終了のホイッスルを聞く。

帰りのバスを待つ間も、車内でも、全員合唱しながら窓をたたいて狂喜乱舞の大騒ぎ。だから窓が強化プラスティックで出来ているわけだ。キャパの半分以下でもこの熱狂、今度はフルハウスになったElland Roadに来てみたい。

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The Coca-Cola Football League Championship
Friday 30 March 2007, 19:45, Elland Road, Attendance 18433.
Leeds United - 2 (Blake 51, Healy 89)
Preston North End - 1 (Ormerod 5)

 

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コメント

SmithやFerdinandが暴れていた頃のLeedsは、海外にもファンが多かったのに残念だね。しかし、ファンといい、スタジアムといい、ビッグクラブの下地はあるのだから、どこかの富豪が投資したら面白いだろうな。

投稿: GD | 2007年4月 4日 (水) 12時22分

現会長は前チェルシー会長のKen Batesなんだね。あと数年で赤字経営からは脱することが出来るだろうけれど、以前のようなスタイルを目指すのなら莫大で継続的な投資が必要だろうね。

リーズは大都市にしては珍しく競合するクラブが市内にないクラブみたい。ファンのサポートも大きいわけだ。

投稿: gers | 2007年4月 5日 (木) 13時27分

リーズには昔ビドゥーガもいましたよね。CLなんかではガラタサライとやってイスタンブールでファン同士で衝突して死者も出たような記憶が。そのうちまた上がってくるでしょう。

投稿: Tiangang | 2007年4月 6日 (金) 16時09分

そうそう、ガラタサライとの事件がトルコ対イングランドの因縁につながったんですよね。しかし、先日のローマ対マンUといい、新しい因縁がどんどん出来てますね。

投稿: gers | 2007年4月 7日 (土) 01時56分

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