RANGERS 1 - 1 CELTIC
17th Dec 2006, SPL: Rangers - Celtic
今季2試合目、RangersのホームIbroxでは初のオールドファーム。いつもながら試合前は各紙で数ページの特集が組まれる。首位Celticに13ポイントの大差をつけられているRangersにとっては、この直接対決でなんとか勝点3を獲ることが至上命題だった。
ある新聞のコラムでも「憎しみにあふれた」などと表現されるこのカード。地元のファンは両者のライバル関係に入れ込みすぎていて、それがピッチ上に伝播しているのは明らかで、正直なところ第三者から見て純粋にスポーツとして楽しめるゲームではない。オールドファームの激しいライバル関係については、別の機会に詳しく書いてみたいと思う。
試合前、スタジアム外では両チームのファンが完全に隔離される。あおるファンとあおり返すファン。
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日本人としては、SPL2年目の中村がオールドファームでどれだけやってくれるかも大きな見所だった。試合は、Rangersイレブンは常に強いプレッシャーかけ続け、多くの決定機を作り出したが、キーパーBorucを中心としたCelticの堅守が効いていた。
選手入場。アウェイ側ゴール裏にはとても小さなCelticユニが広げられる。手作りっぽくてほほ笑ましい。前半、両チームの選手は落ち着いて試合に入った。ホームのRangersは序盤からプレッシャーを強くかけ、Celticはしっかりと守る。
前半38分、RangersのキーパーMcGregorがDFと交錯してクロスを取り損ね(この種のミスが多すぎ。)、そのこぼれ球を今季からCelticの中盤で活躍しているGravesenがネットに突き刺し、Celtic先制。スタジアムは殺伐とし始める。
中村はプレッシャーのかからない位置まで引いて効果的な配球をするものの、それは監督のねらいでもあるんだろうけれども、オールドファームのピッチに立つプレイヤーとしてそれでいいのかと疑問に思う。他の選手はユニ泥だらけだぜ。
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後半に入ってもRangersはうまく前線にボールを運ぶことが出来るが、ポストに徹底的に嫌われるなどゴールは遠い。
後半72分に中村は交代。一度中盤から真ん中を駆け上がってゴール前でパスを受けてフィニッシュまでいったシーンがあったが、このようにチャレンジをすればもっと危険な選手になると思うのだが。少ないながらも、こういうチャレンジが出来るようになったのがSPLでの成長の証と考えるべきか。
敗戦の気配濃厚の88分、ゴール前混戦のクリアボールを拾ったアルジェリア系フランス人MFのHendaniがドライブのかかったミドルシュート。数々のセーブを連発していたBorucの手も、鋭く落ちるボールには届かなかった。あきらめかけていたスタジアムは一気に息を吹き返す。
ファンは発狂したかのような興奮状態。目の前のお兄ちゃんは携帯を自分で壊してました。興奮の勢いで、クラブから厳しく禁じられていた「差別的チャント」も思いっきり歌われる始末。この状況では理性が吹っ飛ぶことが良く分かった。
その後、残念ながら追加点はならず、ドローで試合終了。アウェーでポイント差が縮まらなかったCelticにとっては、疑惑のPKチャンスを逃したものの、満足のいく結果だっただろう。
Rangersにとっては、試合を通じた努力がわずかだけ報われた結果だった。昨季から続く低迷でファンのストレスが相当たまっていたので、オールドファームでの敗戦だけは避けたかったところ、なんとか平穏無事に終わった。スタジアム外でも特にトラブルはなし。
といいながらも帰り道でちょっと切れかかった兄ちゃんに「おまえは中村(を見に来たのか)か!」とからまれた。今日は勇気を出してRangersのマフラーをしていったんだから(基本的にRangersは嫌われているので、街でRangersグッズを着けていると絡まれることがある。)、信じてくれよ。。
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翌日のHerald紙の最高点は、HendaniとPrso(共にRangers)、WilsonとNaylor(共にCeltic)の8点、最低点は、SionkoとAdam(Rangers)、NakamuraとJarosik(Celtic)の5点。中村の評価は、「このゲームも波に乗れなかったが、彼のセットプレイはRangersにとって脅威であり、楽しめるものだった。」
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Bank of Scotland Premierleague
Sat 17th Dec 2006, Ibrox, Attendance 50,418
Rangers - 1 (Hendani '88)
Celtic - 1 (Gravesen '38)
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明日の大一番、浦和レッズとファンにとって、創立以来一番重要な日となるその時を一緒の空間で過ごせないことは、分かってはいたことだが、とても残念でならない。
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