« アレよ、本当にRed Bullに行くのか? | トップページ | RANGERS 1 - 1 CELTIC »

2006年12月22日 (金)

HEARTS 0 - 1 ABERDEEN

Sat 16th Dec 2006, SPL: Heart of Midlothian - Aberdeen

16日土曜日に、エジンバラの強豪クラブHearts(Hearts of Midlothian)のホームTynecastleにて初観戦。エジンバラで過ごした一年間、なぜか訪れることの出来なかった待望のスタジアムである。チケットは、人気カード以外でも常に残数はわずかだ。

061216homabd1 Tynecastleへは市内からは頻繁に出ているバスでアクセスするのが一番便利。徒歩では30分程かかるが、歩いてスタジアムに向かうファンも多い。

061216homabd2 Tynecastleスタジアムは、周囲を商店・住宅に囲まれているため、外から全景を見ることが出来ない。写真の左右は商店である。この路地からメインスタンド・ゴール裏に通じるゲートにアクセスする。

***********

当日は、リーグ3位の好調なAberdeenと対戦。AberdeenはSPLでオールドファーム以外で最後にリーグタイトルを獲得(1984-86の2シーズン)した北部のチーム。

一方のホームHeartsは、2004年にチームがリトアニア人実業家Romanovに買収されて以来、潤沢な資金で強化を図り、昨2005-06シーズンにはRangersを抜いて2位でフィニッシュ、Scottish Cupを獲得し、初のUEFA CL出場も果たした(結果は予選敗退)。

新オーナーはCL獲得の目標を掲げており、彼の資金のおかげでチーム力は確実にアップしている一方で、彼の所有するリトアニアのクラブから1チーム分に相当する選手を移籍させたり(中にはSPLに全く実力が見合わない選手もいる。)と、現場への過剰な介入を続けている。その結果、2年間で監督は3人交代している。

トラブルは続き、キャプテンのSteven Pressley(スコットランド代表DF)が経営陣(現クラブ代表はRomanovの息子)にロッカールームで不満を訴えたことに起因して、Heartsのカリスマである彼は不可解な解雇をされた。

試合2日前には同じくRomanov政権以前からのHeartsの中心選手であるPaul Hartley(スコットランド代表MF)がクラブから事情聴取をされた。今後、解雇されたPressleyに同調しているシンボル的存在のHartleyとクラブ生え抜きのCraig Gordon(スコットランド代表GK・おそらく全英ベストGK)も失う可能性も出ているだけに、ファンの間では相当に不満が高まっている。

**********

このような混乱の中、チーム状況は良いはずが無く、好調のAberdeenに対してどれだけHeartsが善戦できるかが注目だったが、昨シーズン、ホームでRangersとCelticを下した強さは見る影もなかった。

061216homabd3 試合中、ファンはチームのふがいなさ(特に新加入リトアニア人選手)に激怒しており、ベンチのHartleyを要求するチャントが幾度も起こった。スタジアムの雰囲気に耐えきれなくなった監督はHartleyを投入、スタジアムは割れんばかりの拍手に包まれる。Hartleyは、まるでJ2最終戦延長前の岡野のようにチームを鼓舞、そこからしばらくはHeartsが圧倒しチャンスをいくつも作り出すが、いかんせんチームは長くは機能しなかった。

061216homabd4 新加入のリトアニア人選手のスキルは見る価値もなく、SPL特有の強い当たりの空中戦もほぼ全敗。一方のAberdeenは速い動き出しと良い連携を見せており、Craig Gordonの堅守も空しく0-1で敗戦。

061216homabd6 オールドファームの支配体制を崩す可能性を持つクラブが、お家騒動で混乱しているのはSPLにとって大きな損失である。どれだけチームに資金をもたらしても、オーナーの独善に走ったチーム改造はファンからの支持を得ていない。特に現場への過剰な介入は、明らかにチームに悪い影響をもたらしている。この点においてHeartsの経営は、同様に資産家のオーナーの所有物となったChelseaやWest Hamとは大きく異なっている。

**********

061216homabd5 ハーフタイム、アウェイのAberdeenファンの中にゲバラの「RED ULTRAS」フラッグとゲーフラを発見。両方とも英国ではまず目にすることがない。自らULTRAを名乗るファンを英国で目にしたのは初めてである。チームカラーの赤とともに親近感が湧く。いつかはAberdeenを訪れなくては。

061216homabd8 Heartsのクラブショップ。エンジ色とHummelの組み合わせのユニは、ファンならずとも最高に格好いいと思う。エンブレムも同様に素晴らしい。由来は、中世エジンバラの政治・行政・司法の中心となった建物「Heart of Midlothian」。今でも、ハートのエンブレムがエジンバラの観光名所ロイヤルマイルのSt.Gile's教会前の歩道に刻んであるので、Footballファンは必見。

Bank of Scotland Premierleague
Sat 16th Dec 2006, Tynecastle, Attendance 17274.
Heart ot Midlothian - 0
Aberdeen - 1 (Lovell 87')

|

« アレよ、本当にRed Bullに行くのか? | トップページ | RANGERS 1 - 1 CELTIC »

コメント

Aberdeenって地図でみてみましたけどエジンバラよりさらに北の北海に面した港町ですね。きっと荒涼としたところなんでしょう。そんなところでもNo Football,No Lifeのやつらたくさんいるんでしょうね。世界は広い・・・。

投稿: Tiangang | 2006年12月30日 (土) 03時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/37589/4645334

この記事へのトラックバック一覧です: HEARTS 0 - 1 ABERDEEN:

« アレよ、本当にRed Bullに行くのか? | トップページ | RANGERS 1 - 1 CELTIC »