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2006年3月 8日 (水)

UEFA CL: VILLAREAL - RANGERS

ベスト8入りをかけたVillarealとの第2戦、ホームを2-2で終えたので、この試合は勝利か3-3以上の引き分けが求められる。結果は1-1の引き分け。RangersのCLはここで終わった。

しかしながら、Villarreal優位の予想に反して、試合自体はRangersの圧勝だった。Riquelmeを中心としたボールキープとパスワークが売りのVillarrealに対し、Rangersがほぼボールを支配していた。

060307gersvilla3 特に前半は、完全にRangersのゲーム。Villarrealの激しいプレッシャーを早いパスワークと1対1の強さを生かしてゴールに迫り、前半12分にキャプテンFergusonがゴール前で競ったこぼれ球をLovenkrandsが確実に押し込みRangersが先制。Lovenkrandsは、先のPorto、Inter戦でも得点を決めており、大舞台での少ないチャンスを確実に決める強さがある。<写真は、Yahoo! UK & Irelandより >

後半開始直後はVillarrealが立て続けの猛攻でペースをつかむ。攻撃に枚数をかけるVillarrealの猛攻により、49分に同点弾を許してしまう。ここからは一進一退の攻防。

060308herald そしてこの試合の最大の山場。63分に交代で入ったSPLトップスコアラーのKris Boydが、75分にキーパーと1対1の決定機を迎えるが、これを外してしまう。<写真は、3/8 The Heraldより>

これ以降は、RangersのプレッシャーにVillarrealは防戦一方で、スコットランドではあり得ない露骨な時間稼ぎでホイッスルを待つ。最後はRiquelmeまで下げて防戦に入ったVillarrealが1-1のスコアを守り、ベスト8入りを決めた。

引き分けで十分なVillarrealに対し、勝ち(orハイスコアでの引き分け)が必要なRangersのモチベーションの差が如実に出た試合だった。Rangersは予想以上の好ゲームを展開したが、2試合トータルのスコアによって、より良いサッカーをしたチームは姿を消してしまった。アウェイゴール制度がこれ程までに試合展開を左右するものかと、改めて実感した。

ヨーロッパのベスト8になるには、まだまだ経験が足りないと言うことだろう。ただし、スコットランドのチームとして初めてのCLベスト16入りは確実に歴史に刻まれる偉業である。メディアも敗退を惜しむものの監督への賞賛は惜しまない。この2試合とそれに前後するチームへのプレッシャーを通じて、Rangersは確実に成長したはずだ。

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060308record1ところで、監督・各選手に対するメディアの評価は非常に高い(各選手とも7~10点)のだが、ベスト8への決定機を外したBoydに対しては、以下のように相当に厳しい報道がなされている。

The Scotsman「新聞のヘッドラインを飾るチャンスをふいにした、4点」
The Herald「ヒーローとなるための舞台は用意されたが失敗した、3点」
Daily Record「採点なし<写真の見出しのとおり 3/8 Recordより>」

FWがチャンスに決めるのは当たり前のことで、外したときには当然のように叩かれる。凄まじいプレッシャーだが、これを越えて初めて欧州で成功したと言えるのだろう。Boydも、「このミスから立ち直って、SPLで成功を収める」と発言している。

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RangersのCLへの挑戦は終わった。しかし、来年のCL出場権をかけて今後SPLで2位を確保することに集中する。現在は3位でUEFA CUP出場権圏内だが、2位のHeartsとの直接対決も残っており、目標は明確になった。

今季は無冠で終わるが、来期以降の布石となるシーズンとして、また勇退する監督のためにも良いかたちで終わりたい。

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UEFA Chanpions League
Tue, 7 March 2006
El Madrigal. Attendance: 23,000

VILLAREAL 1 (Arruabarrena 49)
RANGERS 1 (Lovekrands 12)

VILLARREAL (4-4-2): Viera; Javi Venta (Hector Font 45), Gonzalo, Pena, Arruabarrena; Senna, Tacchinardi, Riquelme (Calleja 85), Josico; Forlan, Jose Mari (Franco 45). Subs not used: Barbosa, Guayre, Quique Alvarez, Alcantre.
RANGERS (4-4-1-1): Waterreus; Hutton, Kyrgiakos, Rodriguez, Murray; Burke (Novo 86), Hemdani, Ferguson, Namouchi; Buffel (Boyd 63); Lovenkrands. Subs not used: Klos, Ricksen, Bernard, Andrews, Rae.
Ref: Alain Hamer (Luxembourg)

<RangersオフィシャルHPより>

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