« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

2005年8月27日 (土)

SPL: RANGERS - HIBERNIAN

今週の対戦相手は、首都エジンバラの2強のひとつハイバーニアン(以下、Hibs)。

同チームは、今週、UEFA CUP First Roundへの勝ち残りを決め、金曜日に対戦相手が決定(ウクライナのDnipro Dnipropetrovsk)したため、とてもモチベーションが高い。ちなみに、新聞の見出しは「TOUGH TRIP」。たしかに初冬のウクライナ遠征はきつそうだが、抽選結果次第では強豪Feyenoordに当たる可能性もあったわけで、Hibsにとっては最良の結果だったはず。個人的にはフェイエ(伸二)がエジンバラに来るなんて最高だったのだけど。。

同様にRangersもUEFA CLグループリーグ(グループH)への進出が決定し、相手は、FC Porto、Artmedia Bratislava(スロベニア)、Inter Milanに決まる。シーチケホルダーはこの3試合セット券が優先購入できる。リーグ戦とは異なるCLの真剣勝負の興奮が味わえるので、今からとても楽しみである。

HibsのHPを見ると、既にクラブはサポーターのアウェイ遠征受け入れ体制を確保してもらうようにウクライナ側と調整を開始するなど、ヨーロッパの舞台での戦いが彼らの日常であることが分かる。UEFA CUPでは、日本ではなじみのないチーム名が多いが、彼らは国内リーグに加え、ヨーロッパの舞台で戦い、良い結果を出すことを常に目標としている。

リーグ戦とは異なる国境を越えた厳しい戦いでチームは本当に鍛えられる。また、サポーターにとっても自分のクラブが「国を代表して」戦う姿をサポートするのはたまらない興奮である。浦和がアジアのチームと常に競うような時代が早く来て欲しい。

*****

050827gershibs1 さて、肝心の試合はRangersが前半の決定機を外し続けた結果、後半途中出場のIvan Sprouleにカウンター3発をくらい、0-3でまさかの大敗。スタジアムは怒りに包まれる。

SPLは2強が事実上支配しているリーグで、優勝にはリーグ戦38試合中敗戦は5-6試合しか許されない。一方、各チームは2強と対戦するときは最大のモチベーションをもって金星をねらいにくるため、2強が突出したイージーなリーグとよく言われることもあるが、実際にはとても難しいリーグである。

さらにサポーターのチームに対する要求水準はとても高く、1点ビハインドになった段階でスタジアムは騒然とし始め、イージーミスでもしようものなら大ブーイング。価値観の違いではあるが、このスタイルは選手の焦りを誘い逆効果のように思えるのだが・・・。

実際、焦りからカウンターで結果的に3点取られて記録的な大敗。HIBERNIANファンにとっては「忘れられない日、この先長きに渡り語り継がれる日」(HibsオフィシャルHP)であった。今後、Rangersはリーグ制覇に向けて勝ち続けなくてはならない。

050827gershibs2 試合終了後、チャントを歌い続けて歓喜するHibsサポの写真を撮っていたら、おばちゃんに「あんた、負けたのになに写真とってんのよ!」と怒られた。当然ですね・・・。

(写真は、一角に押し込められているHibsサポ)

*****

The Bank of Scotland Premier League
Saturday, 27 Aug 2005
Ibrox, Glasgow. Attendance: 49754

RANGERS 0
HIBERNIAN 3 (Ivan Sproule 67, 86, 90)

RANGERS (4-4-2): Waterreus; Ricksen, Pierre-Fanfan, Rodriguez, Murray; Novo, Ferguson, Rae, Prso; Buffel (Lovenkrands 55), Thompson (McCormack 71). Subs not used: Klos, Andrews, Malcolm, N'Guessan, Smith.

HIBERNIAN (4-5-1): Malkowski; Whittaker, Smith, Hogg, Murphy; Brown, Shiels (Fletcher 72), Stewart, Beuzelin, Thomson (Glass 90); O'Connor (Sproule 62). Subs not used: Brown, Konte, Morrow, Rudge.

(Rangers Official HPより作成)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月22日 (月)

宴の後・・・

050822dailymail 一発レッド、3-1のスコアは「普通ではなかった」そうだ。

(写真は、Dairy Mailより)

*****

*****

*****

それから、とある新聞記事で・・・

「JAPAN SOAKS UP WESTERN CULTURE」(日本が西洋文化を取り入れる)

「一月前、Old Firmは善良なる日本人の間で火種となることはなかった。しかし土曜の晩、東京のアイリッシュパブではセルティックの緑白は善で、レンジャーズの青は悪と化した。『俺は奴らが嫌い、ただそれだけ。』とノブタカ・ヤマナカは語った。

『奴らはセルティックの永遠の敵だ。もちろん俺は奴らが嫌い。』3年間のHoops(Celticの愛称)ファンであるヤマナカ氏の転機はWC2002だった。

『俺はリバプールファンだったが、たくさんのアイリッシュが日本にやってきて、彼らがとてもフレンドリーだった。そしてセルティックのファンにならないかと言われたんだ。』と34歳のセールスマンはギネスを手にしながら言った。

『俺はセルティックが2-0で勝つと思う。』ヤマナカ氏はピッチに出てくる選手に対し、活字にできないアンチ・レンジャーズのコーラスを歌った。彼は仏教徒として育ったはずだが。試合終了のホイッスルの後、緑と白に包まれたパブで、ヤマナカ氏は冷静だった。

『少なくともここにはレンジャーズのファンはいない、ここだけじゃなく日本のどこにもいないぜ。』」

・・・浦和というチームをサポートできる私はとても幸せです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月20日 (土)

SPL: OLD FIRM!!!

050820oldfirm1待望のオールドファーム。「Old Firm」はグラスゴーの2強の別名であると同時に、2強のダービーのことも指す。試合前の地元紙は10ページ程の特集を組み、今週はこの対戦一色。Ibroxの駅を出ると、普段は見かけない「チケット譲って下さい!」を見かける。イーベイではこの試合に£300の値が付いたとか。シーチケ買って良かった。

*****

050820oldfirm2

050820oldfirm3日本でいうところのホームゴール裏がCelticサポに割り当てられる。日の丸も見える。

*****

普段の試合と異なり、試合前から観客のテンションは最高潮。ゴール裏を埋める緑白に向かって、ヤジの嵐。あまりの興奮状態に、チャントはスタジアム全体で歌にならないこともしばしば。

この異様な雰囲気は確実にピッチ上の選手にも伝わり、キックオフ直後から普段にも増して激しい当たりの連続。選手は90分間手を抜くことなく走り続ける。そして、50:50のボールへのチャレンジは見ていて恐ろしくなるほど激しい。逆にチャレンジを避けた選手は、二度とこのピッチに立てないだろう。

*****

050820oldfirm4050820oldfirm5試合内容はRangersの方がCelticよりも数段展開力に勝り、84分にPKで1点失うものの、すぐにコーナーから3点目を奪い圧勝。Rangersはダービー特有の激しい当たりの中でも、パススピード・精度、攻守の切り替え、攻撃オプションの多さに長け、CLグループリーグの突破を目指すチームの貫禄を見せる。

(写真は2-0、2-1(PK)のシーン)

*****

050820oldfirm6Celticは中心選手が前半早々に一発退場となったため、ロングボールを入れるのみで全く得点の気配が感じられず。この23分のAlan Thompsonへの一発レッドは、Rangers公式サイトでも厳しすぎると評され、しばらくメディアで議論されることになる。中村は全く機能せず後半すぐに交代。中盤が無くなったのに加え、激しい試合の雰囲気にうまく入れてなかった様子。彼がフィットしてくればCelticのサッカーも変わるだろう。

(写真は3点目)

*****

050820oldfirm7 帰り道で、"Nakamura must be RANGERS fan!"と言われた。Rangersにとっては素晴らしい日だった。

(写真は、警官にガードされて帰るCelticサポ)

*****

The Bank of Scotland Premier League
Saturday, 20 Aug 2005
Ibrox, Glasgow. Attendance: 49699

RANGERS 3 (Prso 33, Buffel 46, Novo 87)
CELTIC 1 (Maloney 85)

RANGERS (4-4-2) Waterreus; Fanfan (Malcolm 71), Andrews, Rodriguez, Ball; Rae (Lovenkrands 45), Ferguson, Murray; Buffel, Novo, Prso. Subs: Klos, Thompson, McLean, Adam, McCormack.
CELTIC (4-4-2) Boruc; Telfer, Balde, McManus, Camara (Virgo, 87); Petrov, Nakamura (Maloney 54), Lennon, Thompson; Beattie, Hartson (Zurawski 66). Subs: Marshall, Aliadiere, Wallace, Lawson.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月14日 (日)

シーチケ購入!

オールドファーム(ダービー)のチケットは一般販売ではまず入手不可能なことも考え、シーズンチケットを購入することに。メイン2階左側を確保。値段は£397。チケットの価格が元々高いのでシーチケも高額だ。

050814seasonticket1050814seasonticket2シーチケはJクラブのようなチケットの束ではなく、スマートカード方式。裏のICチップをゲートのセンサーにかざして入場する。JR東日本のSUICAみたいな感じ。この方式だとバラで転売することが不可能になる。

***

カップ戦やチャンピオンズ・リーグについては、トーナメントを勝ち進んだ場合に自動的に購入するオプションがある。

このオプションを選択すると、クレジットカード決済によって、スマートカードは当該試合で有効(activateという)になる。仮にこのオプションを選択していなくても、シーチケ保持者には、一般販売に先駆けて数週間の優先販売権が与えられる。年間チケットを確保する者への当然の特典であろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年8月13日 (土)

SPL: CELTIC - FALKIRK

050813celfir0前節Celtic中村がデビュー戦で大活躍したとのことで、今週はCeltic Parkに向かう。グラスゴー市内のオフィシャルショップでは、早くも日の丸Tシャツが売られていた。

***

050813celfir4 050813celfir5Celticはシーチケ保有率が高く、一般販売に回るのはあまり良い席ではない。購入したのは日本で言うホーム側ゴール裏前から3列目、£23。事前に電話予約したが、当日券も出ていた。英国のサッカー専用で前から3列目は、座ると選手の目線より低いレベルなので、非常に見にくい。ただし、ピッチまで5mだったおかげで、中村の素晴らしいピンポイント・クロス(同点アシスト)を目の前で見ることができた。

***

050813celfir3 前半は相手にPKで1点先取され、スタジアムの雰囲気がかなり悪くなる。Celticサポ(に限らないがこちらの観客)は、試合の流れが悪いと一切応援がなくなり、罵声が飛び交う。リードされているときのCelticはパスミスも多く、とても自信なさげな試合展開で、とてもCLをねらうチームとは思えない。

***

050813celfir6 後半3分の中村のアシストから雰囲気ががらりと変わり、スタジアム全体に得点の期待が高まる。そして逆転すると前半とはうって変わって自信満々のボール回し。最後は追加点で3-1勝利。観客も大満足。非常に不思議なチームだ。

(写真は、左から切れ込むMaloney)

***

050813celfir1ユニに背番号を入れる人は多くないが、それでも移籍直後の中村の「25」は多く見かける。日本人が評価されるのは嬉しいものだ。実際、中村のように正確かつ緩急(特に「緩」)のあるパス・クロスを出せる選手がいないので、このチームにとって彼の存在は大きいものになるだろう。

***

The Bank of Scotland Premier League
Saturday August 13, 2005,
Celtic Park, Glasgow. Attendance:

CELTIC 3 (Hartson 49, Thompson 75, 90)
FALKIRK 1 (Duffy 39)

CELTIC (4-4-2): Boruc; Telfer, Balde, McManus, Camara; Petrov, Lennon, Nakamura (Beattie 81), Thompson; Hartson, Zurawski (Maloney 61). Subs: Marshall, Aliadiere, Virgo, McGeady, Wallace.
FALKIRK (4-4-2): Glennon; Lawrie, Rodrigues, Ireland, McPherson (Andy Thomson 86); Steven Thomson, Lima, O'Neil (O’Donnell 79), Latapy; McBreen (Gow 66), Duffy. Subs: Hill, MacKenzie, Milne, McSween.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »